こんにちは、下戸の酒好きです!
どんなに普通な知識でも誰かに教えたい!
そんな小さい願いをブログで叶えるコーナーです。
この記事を書くにあたってちょっと調べたりもするので、
地味に勉強になるのも楽しいです。
誰かの役にギリギリ立ってるくらいの記事になればいいなと思います。
ビールの歴史について
ビールの起源や、世界のビール事情をなんとなーくでまとめてみました。
ゆるい気持ちで(それこそビール飲みながら)見ていただけるとありがたいです!
紀元前に生まれたビール
実は、ビールの起源は紀元前4000年前のメソポタミア文明で誕生したと言われています。
(もっと古いという説もある)
メソポタミアの遺跡から、ビールの作り方が載っている石碑が見つかっているそうです。
この時代、「飲める水」は超貴重です。
なぜなら濾過する技術が無いから。
ビールは栄養もあるし、なんか楽しくなれるしで素敵な飲料として重宝されていました。
エジプトではピラミッドを作っているときに、労働者への食事として
パンとビールが振舞われました。
ビール欲しさに労働者が集まった、なんて説もあるそうですよ。
何千年も前からアル中ビール好きはいたわけですね。
パンからできたビール
世界で最初のビールは、水に濡れたパンをほったらかしていたらできたと言われています。
できたとして、僕ならほったらかしてできた飲料を飲もうとは思いません。
そこから、麦芽を使ったパンを自然発酵させてビールを作る技術ができたそうです。
当然ですが、このころは酵母の働きなんて知る由もなく、
醸造過程で酵母を添加するようなことはありません。
「ようわからんけど酔っぱらえる飲み物ができた!」と当時の醸造家たちは喜んだことでしょう。
世界のビール事情
修道院ビール
中世ヨーロッパの修道院ではビール造りが盛んにおこなわれていました。
キリスト教では「ビールは液体のパン、パンはキリストの肉」という考えがあり、
修道士たちはつつましい食事とともにビールを飲んでいるのです。
今でも各地の修道院でビールが作られており、
とりわけ厳格にキリストの教えを守っているトラピスト修道院で作るビールは、
「トラピストビール」としてマニアたちから愛されています。
ドイツビール
中世ドイツでは「ビール純粋令」という、
水・麦芽・ホップ・酵母以外はビールの原料として認めねぇという法律を作ってしまいます。
「とんでもねぇ法律だ」と思うかもしれませんが、この法律によってドイツの醸造家たちは
限られた原料でいかに美味しいビールを造るか、ということにこだわり、
結果として、現在のビール大国が出来上がっていったのです。
現在はもちろんビール純粋令は廃止されていますが、
今でも当時の法令に順守した作り方をする醸造所が多いそうですよ。
ちなみに、ドイツの有名なビールの一つに「ヴァイツェン」というカテゴリがありますが、
これは白ビールのことで、小麦を使ったビールです。
純粋令の時代にビールに使っていい麦は大麦であって、小麦はビールの原料として認められていませんが、
なんと一部の貴族醸造家には使用が認められていたんですね。
そのため、ヴァイツェンは「貴族のビール」なんて揶揄されたりしています。
とんでもねぇ法律だ。
チェコから生まれた「ピルスナー」
日本のビールはドイツを元にして開発されたので、
「ドイツビールこそビールの元祖!」と捉えている方は多いと思います。
多くの日本のビールは「ピルスナー」というカテゴリに分類され、
つまりドイツビールも大体ピルスナーなのですが、
このピルスナービールが誕生したのはドイツではなくチェコです。
ピルスナーの歴史は浅く、チェコで生まれたのは19世紀だそう。
ところが、そのドライな喉越しと飲みやすさは瞬く間に世界を席巻し、
今では世界で飲まれるビールの7割はピルスナーだと言われています。
チェコは意外と酒飲みが多く、国民1人あたりの飲酒量世界1位とのこと。
チェコに生まれなくてよかった。
ベルギービール
こちらもビール大国のベルギーでは、ドイツのような厳しい法律はなく、
醸造家たちは思い思いのビール造りを楽しんでいました。
その結果、日本人の感覚では「それってビールなの?」と思うようなビールまで
幅広いジャンルのビールが誕生しました。
中でも特異なのは「ランビック」と呼ばれる自然発酵ビールです。
紀元前の作り方を踏襲している・・・わけはないですが、
空気中に漂う酵母をビールに取り入れ、長い時間を掛けて発酵・醸造しています。
できたビールはとんでもなく酸っぱいため、
フルーツを入れたフルーツ・ランビックとして飲むことが多いですが、
そのままの酸っぱいビールが好きな変態愛好家が世界中にたくさんいるようです。
まとめ
まとめる能力がないのでめちゃくちゃ時間が掛かりますね。
本当は日本のビール事情も調べようと思ったのですが、長すぎて力尽きました。。
ビールの歴史を調べると、大体ヨーロッパのことしか書いてませんが、
それだけヨーロッパのビール造りが盛んだったということでしょう。
日本にビールが伝わるのは19世紀ごろなので、ヨーロッパに比べるとまだぺーぺーですね。
ビールの歴史を知ったところで人生に何か影響を与えることはありませんが、
ちょっとでもビールを飲むときのつまみになればと思います。